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交換日記 vol.20

更新日:2020年2月29日

こんばんわ。新しくBPに加入いたしました、ニワトリというものでございます。

どうぞお見知りおきを。


はてさて、今回が初めましての交換日記という事で、まぁ何から話せばいいのやら。

軽く混乱しておりますが、軽い感じでもいいとのことなので簡単に文章をしたためさせていただきます。


まず、私は「ド」がつくほどの機械音痴で、この交換日記の編集作業も訳が分かりませんでした。手に持っている匙を一度ならずニ、三度振りかぶって投げようかと思いました。

それはもう全力で。

けれども何とか助力を得て、こうしてキーボードを叩くところまで漕ぎつけました…南無。


それほど機械が苦手だというのに今したいことがデジタルイラスト、グラフィックデザインという、この茨の道まっしぐら感よ。涙がちょちょぎれそう。

けれどもイラストや写真編集が好きなもので、苦手であれど「好きこそものの上手なれ」という言葉を信じて努めていこうと思います。




さてと、先ほどまでも大した話はしていなかったですが、ここから先はもっと大した話でなくなります。隙あらば自分語りしていくスタイルです。さらに言えば文章力皆無の駄文です。もし最後まで読み切ったならば、読み終えた自分に拍手してあげてください。




私の中には生き甲斐というか、生きる活力になっているものが一つあります。ここで「絵を描くこと」と答えればその道一筋みたいで格好良いんですけれども、違います。


それじゃあ一体何なのか。正解は「物語に触れる」ことです。

それは例え小説であろうと、漫画やアニメ、ゲームであろうと、ドラマや映画であろうと、

なんだっていいんです。大人な恋愛小説。バチバチに熱い少年漫画。思わず声をあげてしまいそうなホラー映画。ファンタジーな世界を盛り込んだRPG。本当になんだっていいんです。そこに物語性があれば、なんだって物語なんです。


それらの無数の物語に触れ、一喜一憂したり、感情を突き動かさせたりすることが、私の人生の楽しみとなっています。物語に深く潜っている間、現実なんて野暮なものが介入することはない。どこまで見渡そうとも、物語の世界が蒼穹のように広がっているのです。


しかしこんな感じに生きていると、世界を勝手に自分好みの物語のように想像してしまうことがあります。もはや末期症状です。

例えば、すれ違っただけの人にも何かしらのストーリーがあるのではないか、と。


これだけでは、皆さんの頭の上にはクエスチョンマークが浮かんでいる事でしょう。

私も実際文を綴りながら首を傾げています。

なので少し、具体的なシチュエーションを上げたいと思います。皆さんも是非想像してみてください。


………


私は夕食を作るのが面倒であったため、脱ぎ散らかしていたジャンバーを軽く羽織り、コンビニへ弁当を買いに行くことにした。もう外は夕日も沈みかけており、空には夜の帳が下りようとしていた。ただでさえ肌寒い季節であるのに、日が落ちてしまっては余計に寒さが身に染みる。いくら徒歩で行ける距離にあったとしても、こんなことならもっと厚着をして行くべきであった。寒空に身を震わせながら、私は小走りでコンビニの自動ドアを潜った。


入口のすぐ隣に並んだ雑誌コーナーでは、数人が足を止めて立ち読みをしている。

私はその中で、一人の男性にふと目が行った。私を含めてラフな格好をした人が並んでいる中、彼の服装はそうではないと言える。くすんだ茶色のロングコートに、黒のスキニージーンズ。少し外に出るにも服装は妥協しない人物といえば納得してしまうが、それだけでは説明できない点がいくつかある。一つは彼の髪がセットされている点だ。ただのコンビニ目当てであるならば、そこまでする必要性はないだろう。そこから、彼は他に外出する用事があったのだろう。その推察を確定させるのが、彼の雑誌を持つ手にかかった紙袋だろう。洒落た包装はどこかの雑貨店の物だろうか。もしそうであるならば、それは果たして自分の為の物なのか、はたまた誰かへのプレゼントだろうか。


さぁ、夕食となる弁当を仕入れ終えたところで、さらに妄想を膨らませていこう。もし自分へのプレゼントであった場合、誠に勝手ながら違和感が残る点がある。それは、この時間帯に雑誌コーナーに長居している点だ。私が弁当を選び、購入している間、彼は一歩もそこから動きはしなかった。その雑誌に目を釘付けにされていたとすれば話は別だが、それ以外に考えられるのは「時間潰し」が目的の場合だ。そうすれば、自然と誰かと待ち合わせしている可能性が大きくなり、また誰かへのプレゼント説が色濃く浮上する。


もっと妄想を加速させていこう。もうすぐクライマックスだ。


恐らくではあるが、そのプレゼントは男性の「彼女」にあたる存在への物ではないだろうか。これは私の経験談だが、ただの同性へのプレゼントであれば、そこまで渡す際の容姿に気を使わない。であれば、異性の方への贈り物のほうが説明がつく。しかし、プレゼントを贈るには微妙な時期だ。クリスマスはまだ遠く、目白押しのイベントなんてない。ならば、きっと彼らにとっての個人的な記念なのだろう。それは彼女の誕生日なのかもしれないし、二人の半年記念日なのかもしれない。この予想は別に当たっていようとも当たっていなくともいい。もしかしたら彼はこのような物語を歩んでいるのかもしれない、という私の勝手な妄想だ。一通り考え終えると、私はアパートの前まで帰ってきていた。


………


なんて、文字に起こすと変態みたいですけれども、やってみると非常に面白いものです。


案外、いや100パーセント自分の好きな展開に妄想物語は突き進んでいくので、

損はしないと思いますよ?


皆さんも是非すれ違った人々に、勝手に妄想設定を植え付けてやりましょう。

では、長くなってしまったので私はこの辺りで失礼させていただきます。



次からもこんなノリだと思うので、

しんどければ最初の一文と最後の一文だけ読んでください。

それでは、長々と稚拙な文章を失礼いたしました。


次回が誰になるのかは私は知らないですが、お楽しみに、という事で。









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